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婦人腫瘍学教室

産婦人科 塩田教授
 川崎医科大学産婦人科のホームページをご覧いただきありがとうございます。婦人科腫瘍学教室を主宰しております塩田です。産婦人科学教育及び附属病院における婦人科内視鏡手術、低侵襲手術の施行等婦人科部門の更なる充実を図るため、平成25年9月に創設されました。

婦人科腫瘍学教室の臨床研究の中で特筆すべきは、腫瘍学を基準とした婦人科手術学、とくに腹腔鏡手術の確立です。前任地において1994年から低侵襲手術の開発と導入に着手しました。内視鏡手術チームを創設し、現在その手術総数は4,500例を超え、日本有数のチームに育ちました。わが国の草分けの一人であると自負しております。それまでほとんどの手術が開腹で行われていた中で、「安全性と確実性の向上を目指した新しい手術手技の導入とその標準化」をテーマに、臨床研究を続けてきました。多数例の手術成績の検討から、子宮筋腫や卵巣腫瘍など良性腫瘍に対する腹腔鏡手術の術式とその適応を確立いたしました。また合併症を減少させるための工夫をいたしました。現在、その臨床研究の結果を受けた臨床技術を駆使することにより、婦人科良性腫瘍手術での開腹率は10%程度まで減少しております。患者さんに安全性と確実性を担保した臨床技術を提供できるようになっております。低侵襲手術を求めて患者さんが病院を選ぶ時代が既に到来しています。また、悪性腫瘍手術やロボット支援手術に関しても同様の手順で、臨床研究を進めてまいります。大学院では臨床での諸問題解決に直結した基礎的研究に重きを置きます。

教育にも力を注いでまいります。産婦人科1教室・2教室を連携しつつ、若き人材を育てます。日本産科婦人科学会専門医取得だけではなく、日本婦人科腫瘍学会専門医や日本臨床細胞学会細胞診専門医、あるいは日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医取得などのお手伝いをいたします。

皆様方のご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。

川崎医科大学 婦人科腫瘍学
塩田 充

川崎医科大学附属病院 産婦人科内視鏡手術部門

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