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新型出生前診断のご案内

川崎医科大学附属病院産婦人科では、2016年1月より出生前遺伝学的検査法である「First Screen」を開始しました。これは妊娠初期に施行可能な「無侵襲的非確定的検査」と呼ばれる検査法の一つです。
通常、胎児の染色体異常の診断には羊水や絨毛(胎盤の一部)を妊娠中の子宮に穿刺し採取する必要があります。穿刺には一定の技術が必要ですが、同時に処置による流産の危険性(一般的には0.3%)を含んでおり、このような処置を「侵襲的検査」と呼んでいます。
よって、「無侵襲的」とはこのような処置を行わずに、胎児の染色体異常のリスクを算定する方法のことを指しています。

このFirst Screenは、妊娠11週から13週末までを対象とし、超音波による胎児の項部透明帯(NT: nuchal translucency、下記図)の測定値と、母体血清マーカー(β-hCG、PAPP-A)の値から、胎児染色体異常のリスクを算出する方法です。
「非確定的検査」という名称の通り、「胎児の染色体異常を確定できる」検査ではありません。あくまで「1/200」というように「確率」として結果が提示されます。高いリスクと判定された場合、その後の羊水染色体検査を受けるかどうかに関しては、さらに主治医とご相談ください。検査の判定には10日間を必要とします。

本検査の費用は保険算定ができません。当院では3万円の自己負担(超音波検査代、血液検査代、検体郵送料を含む)と別途諸経費が必要です。

<First Screenについて>
・施行時期 妊娠11-13週
・検査対象 希望する全ての妊婦様(年齢制限はありません)
※胎児が一人であることが望ましいですが、双胎でも「参考値」として算出されます。双胎の場合、18trisomyは検査ができません。
・費用
検査費3万円、別途諸経費 別途9000円~
・検査内容
超音波検査による胎児NT測定と母体採血(β-hCG, PAPP-A)
・対象疾患
21 trisomy(ダウン症候群), 18trisomy
(13 trisomyや開放性神経管疾患は診断できません)
・ダウン症候群の検出率 83%
・ダウン症候群の偽陽性率 5%
・ダウン症候群の陰性的中率 99.97%

妊娠初期胎児の画像

 

First Screenのお問い合わせに関して

川崎医科大学附属病院 3階 女性医療センター 産婦人科外来担当
産婦人科学1 講師 村田晋、 教授 下屋浩一郎
TEL 086-462-1111(代表) FAX 086-462-7897

お電話でのお問合せ時間
月曜日~金曜日 8:30~17:00 土曜日 8:30~12:30

First screenに関しては、妊娠11週までに一度ご夫婦で受診していただく事をお勧めしています。検査前に遺伝カウンセリングを行っています。

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