

川崎医科大学産婦人科(産婦人科群)は産婦人科学1教室、産婦人科学2教室(川崎病院)、婦人科腫瘍学教室の3講座で構成されています。産婦人科学1教室は川崎医科大学附属病院の産科、生殖医療、婦人科悪性腫瘍を担当し、産婦人科学2教室は川崎病院の産婦人科診療とくに胎児治療を中心とした産科診療を担当し、婦人科腫瘍学教室は婦人科内視鏡を担当しています。3教室が協力して診療・教育・研究にあたっています。
川崎医科大学産婦人科学教室は昭和46年4月より初代教授である小川重男先生が東京慈恵会医科大学より着任されて教室を設立され、平成2年3月にご退官されるまで教授ならびに病院部長として教室を引っ張って来られました。また、助教授の高瀬善次郎先生は婦人科感染症領域に造詣が深く、産婦人科感染症研究会の設立に寄与され、第1回の産婦人科感染症研究会を倉敷で開催されました。
第2代教授として河野一郎先生が岡山大学から着任されました。河野先生は婦人科腫瘍学に造詣が深く、藤原助教授とともに数多くの婦人科臨床試験を行って多くの成果を得ております。
平成18年に第3代教授として大阪大学より私が着任致しました。着任当初は私含めて教室員2名という状況での再スタートを切りました。その後、産婦人科学1教室には婦人科腫瘍学が専門の中村隆文教授が着任され、平成25年7月から、産婦人科学2教室に中田雅彦教授、同年10月から婦人科腫瘍学教室に塩田 充教授が着任され、3教室体制で倉敷の川崎医科大学附属病院および岡山の川崎病院の診療および研究・教育にあたっています。